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研究開発・設備投資

研究開発

設備投資

研究開発

研究開発活動

当社グループは、「創造と革新により『豊かさとやさしさ』のある暮らしの実現に貢献するヒューマンカンパニーを目指す」という経営理念のもと、健康で快適な生活の実現のためにご利用者一人ひとりにふさわしい機能をもった創造性豊かな「付加価値のある商品」の提供を企業の使命と考え、子供から高齢者まで幅広いニーズに対応した製品開発に加え、ペット用家具の製品開発も行っております。また、開発した商品については、日本の国家標準「JIS規格」及び同規格よりも厳しい独自の品質基準である「FES (FRANCEBED ENGINEERING STANDARD) 規格」を基に、商品だけではなく、商品に使用する素材に独自のテストを行うことで高品質なモノづくりを実践し、お客様から信頼される企業グループを目指してまいります。

(百万円) 2021年3月期
通期実績
2022年3月期
通期実績
2023年3月期
通期実績
2024年3月期
通期実績
2025年3月期
通期実績
研究開発費 200 197 185 179 186
メディカルサービス事業 117 124 118 115 119
インテリア健康事業 82 72 66 63 66

メディカルサービス事業

当事業においては、団塊の世代が75歳以上となり後期高齢者人口が増加する中、介護保険下における中重度者となりうる高齢者の方々の住宅介護需要に応えるべく、軽度者(要支援・要介護1)へ貸出できる商品の開発や、年々増加し続ける介護人材不足の地策の一つとして挙げられている、介護職場の生産性向上・定着促進のための労力軽減につながる商品の開発を行っております。

軽度者へ貸出できる商品では、大きな車輪とティッピングバーが特徴の歩行器「スマートウォーカーNeo」の開発を行い、2024年12月より販売を開始しました。また、室内用手すりの「マルチフィットてすり」の耐水性をより高めた屋外用手すりの開発を行っております。

介護用マットレスでは、東洋紡エムシーが開発した素材「プレスエアー®」を採用し、リバーシブル設計で寝心地の調整が可能な上に、衛生面に優れた「ツインウェーブTW-80」を2024年11月より販売を開始しました。また、スプリングを利用しご利用者の寝心地に拘った「サイクリン」の寝心地を更に向上させ、スプリングの支持層を3種の詰め物(ウレタン、プレスエアー®、ラテックス)から選択できる「サイクリンN」を2024年12月より販売開始しました。

さらに、認知症老人徘徊感知器として、マットレスの下に設置するだけで離床を感知できる「マルチフィット離床センサーMFRS」を2024年7月より販売を開始しました。

今後も様々な福祉用具貸与対象品目の開発をしている強みを生かし、介護を必要とされる方や介護に携わる方の利便性や安全性、労力軽減を追求した商品の開発を行うとともに、AIやセンサー技術を利用し、認知症の方をサポートする商品やアクティブシニア世代向け商品の開発を継続的に行ってまいります。

インテリア健康事業

当事業においては、継続的な物価上昇に伴う耐久消費財への消費マインドの低下や国内の家具専門店の減少が続く中、ベッドを中心に「高齢化社会」への対応を図るとともに、高機能・高付加価値を追求した商品開発を行っております。また、世界的に問題となっている環境に配慮した商品開発にも取り組んでおります。

電動リクライニングベッドでは、世界的に信頼の高いモーターを採用しながら価格低減を図った「PLESUS(プレサス)」を開発し、2025年2月より販売を開始しました。

ベッドフレームではアブラヤシ廃材を利用した再生木質ボード「PALM LOOP®ボード」と環境にやさしい「水性塗料」を利用したエココンフォートベッド「TELLES(テレス)」を2025年4月より販売を開始します。

また、マットレスでは、ベースマットレスの上にトッパーを載せることで、継ぎ目のないワイドサイズを実現し、子育てファミリーにうれしいポイントを盛り込んだマットレス「FB-Plus」を2025年1月販売開始しました。

今後も、さらなる高機能・高付加価値・環境を追求したインテリア商材を開発してまいります。

設備投資

設備投資の概要

当社グループは、「有望なマーケットへの効果的な資金の投入」及び「生産効率向上による原価低減」を図ることを目的とした設備投資を実施しております。

(百万円) 2021年3月期
通期実績
2022年3月期
通期実績
2023年3月期
通期実績
2024年3月期
通期実績
2025年3月期
通期実績
設備投資額 6,770 6,663 4,912 4,905 4,944
内訳 レンタル資産 4,288 4,554 3,759 3,219 3,832
サービスセンター 1,611 1,386 119 912 340
減価償却費 4,931 5,468 5,562 5,363 5,094

メディカルサービス事業

有望なマーケットを持つメディカルサービス事業の成長戦略としての投資を4,637百万円実施しております。
その主なものは、フランスベッド㈱のレンタル用の資産に対する投資であります。

インテリア健康事業

生産効率向上のための投資等を306百万円実施しております。
その主なものは、フランスベッド㈱の東京工場等のベッド等生産設備、及びショールーム新設に対する投資であります。